2021/07/03

人形供養はどこでも同じは間違い~絶対外さない5つの選択ポイント~

人形供養はどこでも同じは間違い~絶対外さない5つの選択ポイント~

収納に入れっぱなしの雛人形や五月人形、幼い頃から一緒だけどベッド脇に置きっ放しのぬいぐるみなど役目を終えたお人形について、お悩みではありませんか?
そんななか「ゴミと一緒に捨てるのは忍びない」と人形供養をお考えになる人が増えています。


人形供養はどこも同じは間違い


ただ、人形供養はどこにお任せしても同じようにきちんと対応してくれるわけではありません。
人形供養は受付からお焚き上げ、ご依頼者への完了報告まで、人へのご祈祷や読経と比べとても手間がかかります。

特にこれといった共通の基準はないため、それぞれのお寺や神社が独自解釈で行っていたり、人手がないために必要な工程を省略してしまっているケースが少なくありません。

人形それぞれに歴史や思い入れがある分、安易にお寺や神社や業者に任せて、後悔してしまわないようにきちんと調べておくと安心です。

そこで、人形供養の効果や方法、お願いする際に重要なポイントなどについてまとめてみました。




人形供養の効果は?


人形供養の最大の効果は、きちんとモノに感謝して手放すことで気持ちが軽くなるということですが、具体的にはどういうことでしょう?

お焚き上げサービスの「みんなのお焚き上げ」の調査で多かったものをご紹介します。
その人の生活環境や心境によって効果は様々なようです。
 
・罪悪感や畏れを感じず穏やかな気持ちになった。
・自分で捨てると気が引けるがそうせずに済んだ。
・贈ってくれた祖父母、両親も納得してくれそう。
・長年悩んでいたが、胸のつかえが取れた。
・ベストな方法で手放せたと自己肯定感が得られた。
・収納が空くことで生活スペースが広くなった。
・最大の懸念が払拭され断捨離が進めやすくなった
・運気が上がりそうな気がする。



人形供養はどこでやる?

神社


■自分で人形供養する

心からの感謝の気持ちと、供養をしてあげたい思いがあれば、大切にしてきた人形を自分で供養する方法があります。
最終的に可燃ごみとして処分しますが、その前に以下を行うことで気持ちが楽になります。

・よごれた人形はキレイに拭いてあげましょう。
・髪の長い人形は髪を束ねてあげましょう。
・太陽光に当ててプラスの気で満たしましょう。
・通気のいい白布や和紙で包んであげましょう。
・最後に粗塩を“感謝とともに”ふりかけましょう。

なお、自分で燃やす「野焼き」は、法律や条令で禁止されています。お寺や神社で行う「お焚き上げ」は宗教行事ということで、禁止の例外となっています。



■人形供養を神社やお寺に任せる

人形供養で最も一般的な方法は、神社やお寺にお任せすることです。
重要なポイントをご紹介する前に人形供養についてよくある疑問にお答えします。




人形供養の素朴な疑問



素朴な悩み


■人形供養には決まった日があるの?

人形供養祭など特定日を定めるところもありますが、通年で行うお寺や神社では、特にこの日と決めていないところが多いようです。

燃やす行為である「お焚き上げ」をする場合は、天候に左右されるため日が読めないこと、縁起日などお日柄との兼ね合い、また人形の集まり具合によって実施日を決めているなどの事情も関係しているようです。

なお、1月中旬に行われるどんど焼き、左義長では、お守りやお札など神社やお寺から授かった品が主な対象で、人形や写真などはほとんど扱いません。



■人形供養の料金は?

人形の大きさや数、郵送の場合は箱サイズによって料金が変わってきます。一体あたり2,000〜5,000円、一般的な大きさの箱で1箱あたり(小〜大)3,000〜10,000円に収まります。

個数やサイズが超過する場合は別料金となります。またガラスケースは別途料金の場合が多く、他の人形と一緒に行う合同供養ではなく、その人形のためだけに行う特別料金を設定する場合もあります。
郵送の場合は、供養料の他に宅配便の送料や振込手数料を含めた総額を把握しましょう。



■人形供養は直接持ち込まないと意味がない?

「人形供養は直接持ち込まないといけない」と考える人が多くいますが、何名かのお寺の住職や神社の宮司にお聞きしたところ、人形供養はあくまでもご本人の気持ちの問題で、ご本人が納得する方法であれば持ち込みでも郵送でも構わないとのことでした。

確かに多忙や体力的な負担が大きいなどの事情で訪問がかなわない場合もありますね。直接持ち込みでも郵送きちんと供養してくれるところなら間違いないでしょう。



■人形供養のはじまりは?

人形供養の行事としては現在全国で70程度実施されていますが、そのはじまりは新しく昭和30年代で、古い人形の処分に困った持ち主が、東京の人形製造会社に相談したのがはじまりです。

お守りやお札の供養はいわゆる宗教行事ですが、ゴミと一緒には捨てられない人の気持ちがきっかけであるのは、宗教とは関係なく「モノに感謝してきちんと手離したい」という日本人の美学を反映したものと言えるでしょう。

余談ですが、筆、針、眼鏡、時計など自分が使った道具に感謝して処分する供養も昭和に入ってからです。製造会社やそれに携わる職人が発起人となることが多く今に至っています。




神社やお寺選びのポイント

神社


さて、では実際にご依頼先を選ぶためには、どんな点に気を付けたらよいのでしょうか?
これまで大切にしてきた想いの込もったお人形ですから、感謝の気持ちとともにきちんと手放したいものです。

ただどこにお任せしてもいいわけではありません。人形供養は人へのご祈祷と比較してとても手間が掛かります。

人形を保管する倉庫や焼却するお焚き上げ場などのスペース確保はもちろんのこと、ご祈祷や読経以外に行う作業が多くあります。

ご依頼の多いお寺や神社は月間で数百箱単位の人形が寄せられますので、作業量は相当なものです。
以下は、人形供養において、最低限行わねばならないものですが、残念ながら全てのお寺や神社がきちんと対応できているわけではありません。

<人形供養でお寺や神社がやること>
・人形供養の受付、ご依頼者リスト作成
・ご依頼者からのお問い合わせ対応
・危険物や違法物のチェック
・ご祈祷・読経(人形供養)
・人形(箱)の敷地内の移動運搬
・お焚き上げ前の消防署への事前連絡
・お焚き上げ
・お焚き上げ場の清掃
・不燃物の業者への引き渡し
・人形供養証明書の発行・発送


大切なお人形をしっかりした人形供養できちんと手放したいものです。
ここからはご依頼する際の重要なポイントや見極めのポイントについてご説明していきます。



ポイント1 人形を丸ごと受け入れ可能か

雛人形や五月人形で、ガラスケースや、飾りが付いている場合があります。
人形本体以外のこうしたものは「自分で処理をしてください」と燃えるものしか引き取ってくれないところもあります。

実はこうしたことは、人形供養を行う側の都合である場合が多いのです。誰もが人形を手離すには軽くない決断をしています。雛人形セットに付属する燃やせない桜や橘、燭台にも意味があり、五月人形の兜も同じです。こちらの想いを丸ごと受け入れてくれるかは重要です。



ポイント2 きちんと供養が行き届くか

規模の大きな人形供養祭ですと、お祓いや読経が多くの人形それぞれに行き届いているのか疑問な点もあります。

お祓いや読経なしで、業者に引き渡すというところもあるため、有名であるからとか規模が大きいから安心ともいえないのが実情です。残念なことですが預けた人形たちが、勝手にアミューズメントパークのおばけ屋敷に飾られていたケースもあります。
水子供養として、亡くなった子を人形に見立てて想いを託した親がそれを知ったときの気持ちはどんなものだったでしょうか。



ポイント3 決断した時がタイミング

お寺や神社によって年1回だけ行うところもあります。
待つ期間が長いと、こちらの気持ちが落ち着きませんし、預けられた人形が長い間暗い倉庫で待たされるかもしれません。

実際に人形供養されるまでの間、どう保管されるのかを確認するのも手ですが、それよりもこまめに供養を行っているところを選ぶのが早いでしょう。


ポイント4 供養完了の報告があるか

いつ供養されたかも知っておきたいところです。「いつの間にか終わっていた」と後に知るよりも完了連絡や供養証明書の発行があることが大切です。

依頼時に振込んだにもかかわらず、連絡すらしてこないところもあるので要注意です。
最近はご祈祷や読経の様子を動画で確認できるところもあります。


ポイント5 対応がしっかりしているか

郵送のみならず持ち込み受付の場合でも、お寺や神社によって以下のように簡易に済ませてしまうことがあります。これでは持ち主のせっかくの気持ちが神様に届きません。

・お人形が収められている箱から取り出さない。
・ご祈祷や読経を保管倉庫で済ませてしまう。
・ご依頼主名の「読み上げ」を行わない。
・アルバイトの巫女さんが対応している。

HPをまじめに更新しているか、電話の問合せ窓口があるかも受け付ける側の姿勢の判断材料になります。
また、お寺や神社、業者問わず、神仏に捧げる火で燃やすお焚き上げが含まれているかも確認しましょう。


「みんなのお焚き上げ」は人形供養選びのポイントを全てクリアしている神社と提携しています。お世話になった人形やぬいぐるみに持ち主の感謝を込めて供養いたします。


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人形供養で手放すお人形


せっかくですから、人形供養するあなたのお人形について、少し詳しくみておきましょう。
ひとくちに「人形」といっても、伝統の日本人形からリカちゃん人形まで、実に多くの種類があります。
私たちが暮らす日本において、古くからなじみのある人形についてお話ししましょう。



雛人形


親王飾り


■はじまりと役割

雛祭りのはじまりは、中国渡来の「上巳(じょうし)」の節句にあるといわれています。 中国では、水辺で身を清めることにより穢れ(不浄なもの)を払う習慣があり、これが日本に渡ってきました。

奈良時代には、紙でできた人形(ヒトカタ)に自分の名前や疾患などを記して厄を移し、川に流すことによって厄払いを行う「流し雛」が始まりました。平安が舞台の源氏物語でも、光源氏が厄払いのためにヒトカタを須磨の海に流すシーンが登場しています。
医療が満足に発達しておらず、子が幼くして命を落としてしまうことが珍しくなかった時代、親は子の無事をヒトカタに託しました。

ちなみに、のちの江戸時代でも乳児死亡率は50%を超えていたとされています。栄養不足や疫病の前に無力だった親の切実な思いを一身に引き受けていたのが人形だったと考えると、その役割の重さを感じずにいられません。

現代では、女の子が生まれると「無事に成長し将来幸せな結婚ができますように」と願いを込め、男女一対の人形を基本として飾り、毎年お祝いをするように変わっています。

雛人形には、主に3つの飾り方があります。

・三段飾り(五人飾りとも呼ばれ、親王に三人官女の段飾り)
・七段飾り(15人勢ぞろいの段飾り)
・親王飾り(最上段の男女一対の人形となる親王さまお二方の飾り)

このなかで圧倒的人気なのが、親王飾りです。省スペースであることが、現代の住宅事情にマッチしているからでしょう。
ちなみにお内裏様とお雛様を「親王」と呼ぶのは、モデルが天皇皇后陛下であるためです。

祖父母や両親からの、娘に対する愛情のひとつの形として贈るのが、現代の流れで、贈る側の気持ちが人形の顔立ちや飾り方に込められています。



■雛人形は受け継ぐ?一代限り?

当初はひとりにつき1つの雛人形を与えていました。「厄を移して厄払いをしてきた」ため、代々受け継ぐものではないとの考えだったようです。

しかし、現代は女の子の数と同じだけ持って保管するのは簡単ではありません。雛人形に対する考え方が厄払いではなく「成長と健康を願うもの」に変わってきたことから、現在は「子どもたちのみならず、家族みんなでひとつの雛人形を大切にする」流れになっています。



五月人形

五月人形

■はじまりと役割

五月人形のはじまりは、実に紀元前3世紀(今から約2,300年前)の中国の「端午の節句」にあります。

奈良時代の朝廷では、5月5日に無病息災を祈る節会(宮中の宴会)が行われていました。中国と同じように、災いや厄を祓うとされた菖蒲を用いた菖蒲酒を飲んだり、菖蒲湯に浸かって邪気祓いをしていたといいます。

やがて平安時代になると、宮中で行われた邪気払いの武技が民間に広まり、それが鎧飾りとなりました。鎌倉室町の時代には武家の間で「菖蒲」が武を尊ぶ意味の「尚武」、つまり「尚武の節目」として5月5日が大切な日になりました。

江戸時代に入ると、武士にとって命を守る大切な道具である兜や鎧にあやかり、「男の子を病気や災害などから守ってもらえますように」と願い、兜や武者人形を飾るようになりました。

五月人形には、男の子の誕生を祝い、「無事に健康に成長して強くたくましく育ってほしい」という願いと、また「神様の依り代(神様が宿るもの)として家に来てもらい、守ってもらいたい」という願いが込められています。

ちなみに五月人形とセットで親しまれている「鯉のぼり」は、立身出世を願って飾られるのだそうです。


■五月人形は受け継ぐ?一代限り?

雛人形とおなじように、これも説としては「ひとりにつき1つ」とされています。
厄を引き受ける存在として飾られていましたが、現代では、兄弟で一つを持つことが多いようです。



■男の子の節句から子供の節句へ

江戸幕府により、上巳の節句(今の桃の節句)が五節句のひとつと定められました。
五節句とは、唐時代の中国の暦法で定められた季節の変わり目で、年間に五つの節句があります。

・人日:1月7日じんじつ
・上巳:3月3日じょうし
・端午:5月5日たんご
・七夕:7月7日しちせき
・重陽:9月9日ちょうよう

この五節句のうち、「上巳」も「端午」も、実は男女関係なく「子供の成長を願う節句」であり、「厄祓い」となっていましたが、江戸時代からは上巳が女の子の節句として、端午が男の子の節句として定着することになりました。

端午の節句は男女関係なく「子どもの人格を重んじ、健やかな成長を願う日」としてお祝いするのはそのためです。


ぬいぐるみ


ぬいぐるみ


■はじまり

ぬいぐるみの日本でのルーツは、平安時代から室町時代にかけて「這子(ほうこ)」と呼ばれた布製の人形にありそうです。江戸時代には、雛祭りにも飾られるようになりました。

やがて一般の各家庭においては、自らの手で作った人形を子どもに与えて、遊び相手として多く親しまれるようになったのだとか。明治時代には欧米から動物を模したものや指人形、フランス人形などさまざまなものがやってくるようになりました。


■世界中で愛されるテディベア

ぬいぐるみは、その柔らかな印象から多くの人に受け入れられ愛されてきました。
たとえば、熊のぬいぐるみでおなじみのテディベアは、アメリカ大統領セオドア・ルーズベルトに由来していますが、「生む」「耐える」という意味合いを含む“bear”という英語が使われたものです。

結婚式のウエディングベアは多くのカップルの「これからの繁栄と困難に耐えて幸せな人生を迎えたい」という願いを受ける存在となっています。

ウエディングベアに限らず、ぬいぐるみというのは“嬉しいことや悲しいこと”があったとき、いつもそばにいる身近な存在です。幼い頃からずっと一緒のぬいぐるみをいくつもお持ちの方は多くいらっしゃいます。

人形やぬいぐるみは、ほかの愛用品とは異なる意味や歴史があることがお分かりいただけたかと思います。人間関係もそうですが、愛着のあるモノとの”別れ方”はとても大切です。

ご自分の納得いく方法で、人形に感謝し、きちんとけじめをつけることで、前向きな気持ちになることができれば、素晴らしいですね。



「みんなのお焚き上げ」は人形供養選びのポイントを全てクリアしている神社と提携しています。お世話になった人形やぬいぐるみに持ち主の感謝を込めて供養いたします。



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