2022/07/15
仏壇供養 神棚供養|お焚き上げ供養が必要なワケ
そして、お仏壇そのものは、サイズが大きく持ち運びが難儀であるため、僧侶が開眼を行う場合と行わない場合があり、筆者の経験ではその比率はほぼ1対1です。
つまり、魂が入っているお仏壇と入っていないお仏壇がある、と言ってよろしいかと思います。檀信徒さんのお家にお伺いするときに尋ねると「魂を入れたかどうかわからない、覚えていない」という答えを聞くことが多いです。
一方、神棚ですが、諸説ありますが、神棚には、概ね三枚のお札を祀るのが普通です。
一枚は天照大御神(伊勢の主神)で、もう二枚は基本的に自由ですが、そのうちの一枚は普通、地域の氏神さまなどの神様を祀ることが多いです。
そして、それらのお札は「魂が入っているお札」以上の、いわば「神様そのもの」と考えられます。ですが、神棚そのものは「お札すなわち神様の住処(すみか)」であり、魂が入っている、という解釈はしません。
以上、お仏壇や神棚には、魂が入っているケースとそうでないケースがあります。
一つ言えることは、魂が入っているならもちろん、仮に魂が入っていないにしても、廃棄する際には、きちんと魂抜きやお祓いをして、感謝の気持ちを示すことで気持ちは清らかになり、心の安定が得られ、その後の人生に前向きに臨むことができます。
したがって、お仏壇や神棚も、しっかりとお焚き上げをすることをお勧めいたします。
真言宗僧侶 高橋泰源
【よく読まれているコラムランキング】
1位 お守り有効期限1年、それを超えると逆効果?
2位 人形供養〜絶対外さない5つのポイント〜
3位 お焚き上げとは?意味や対象品、ご利用方法は?
4位 亡くなった人の愛用品、財布やカバンの処分
5位 パワーストーンの処分方法
6位 ぬいぐるみ処分|手放すことも愛
7位 ペット遺品供養~家族の一員だからこそ
【この記事の関連コラム】
● 神棚処分|方法、料金を経験者100人に聞きました
● お役目終わりのお守りはどうしたらいい?
● 遺影はなんのために飾る?遺影の処分方法は?
● お役ご免の縁起物。だるま供養
● ご先祖様の遺品整理。捨てるべきモノ、残すべきモノ
【みんなのお焚き上げについて】
◉ みんなのお焚き上げのこだわり
◉ サービス内容
◉ ご利用ステップ
◉ よくあるご質問
◉ お客さまの声