お焚き上げは1300年続く美しい日本の伝統文化です。

COLUMN

お焚き上げコラム

2020/07/22
お役ご免の縁起物、だるま供養(だるま処分)

お役ご免の縁起物、だるま供養(だるま処分)

私たち日本人の生活の中にすっかり溶け込んでいるだるま。
商売繁盛と書かれてお店に置いてあるものや、必勝などと書かれて選挙事務所に鎮座するのはおなじみの光景です。だるまの多くは必勝祈願として親しまれていることが多く、七転八倒の縁起物の代名詞にもなっています。
このように縁起物のだるまが不要となったとき、どのように処分したらいいのか困る人も多いのではないでしょうか。


そもそもだるまというのは、仏教の禅宗の祖である“達磨(だるま)大師”の坐禅姿を模した置物です。
だるま大師はインドから中国に渡って、9年間も壁に向かって座禅を組むという荒業を行いました。これによって手足が腐ってしまったそうで、ここから手足のないだるまの姿になりました。
「だるま落とし」というおもちゃとしてもおなじみですが、そのユーモラスさからは想像もつかない壮絶な伝説の持ち主だったのですね。


だるまの多くは張子作りで、目玉は片方のみ入れてあり、祈願が達成されたときに目玉を書き加えるというものです。
昔は1年の始まりに家族の健康を祈願したのが一般的でした。左目に墨を入れて、無事に過ごせたら感謝の気持ちとともに1年後に右目にも墨を入れるのが正式な手順です。


では、なぜだるまには目玉が無いのでしょうか。
目無しだるまは日本だけで本家の中国にもありません。それは現在の群馬県高崎に由来します。高崎の少林寺達磨寺の住職が江戸末期の飢饉によって困窮した農民のだるま作りを伝授、副業とすることを推奨しました。その後、この地域ではだるま作りとともに、養蚕が盛んになりますが、蚕が良い繭(まゆ)を作ったら、だるまの片方の目を入れるという願掛けのようなものが広まっていきました。これが選挙などの祈願成就での習慣のもとになったということです。


また、赤を基調としただるまが多いわけですが、これにはきちんとした理由があります。
江戸時代に天然痘が大流行しましたが、疱瘡(ほうそう)という天然痘が擬神化した疫病神に因るものと考えられていました。その疱瘡神が赤い色を嫌うと言い伝えがあり、だるまは魔よけとして赤を基調に作られました。疫病流行時には、子どもの枕元などに置かれていたようです。
吉祥や長寿の動物として「鶴は千年、亀は万年」と例えられますが、だるまの眉毛は鶴、髭は亀を表現しています。


だるまの縁起を担いで、異なる色のものもあります。黒は出世運、黄色は金運、緑は健康運、白は人間関係運で順に東西南北に向けて置くと効果があるそうです。
このように、魔よけであったり縁起物であったりと愛されてきただるまですから、不要になったからといって適当に処分するよりも、しっかりとした方法で手放したほうが安心です。


お役目を終えただるまは、神社や寺院などでお焚き上げをしてくださいます。
もしくは、新年明けた際の“どんと焼き”のようなものがあれば、正月飾りやお守り、お札といった物と一緒にお焚き上げ供養を受け付けてくれることがあります。これまでの感謝の気持ちを込めてお焚き上げ供養をすることで、だるまとしてのお役目を終えて昇華することでしょう。
ただ神社や寺院で魂入れをしていないものは、取り扱いできない場合がありますので、事前にご確認をお忘れなく。


ちなみに、不要でありつつもお焚き上げ供養をせずにそのまま保有していた場合にはどうなるでしょうか。スピリチュアルの観点でいうと、縁起物としての質が悪くなりそのエネルギーが所有者に影響を与えるともいわれていますので、配慮したいところですね。



「みんなのお焚き上げ」はだるま所縁の地である群馬県高崎の神社と提携しています。お世話になっただるまに感謝を込めてきちんと手放せます。

みんなのお焚き上げバナー



【よく読まれているコラムランキング】
1位 人形供養〜絶対外さない5つのポイント〜
2位 お守り有効期限1年、それを超えると逆効果?
3位 鏡が割れると縁起が悪いの?
4位 古い服を捨られる?幸運な人と不運な人
5位 亡くなった人の愛用品、財布やカバンの処分
6位 家族の精神的苦痛を減らす!プチ終活片づけ
7位 想いのこもった七夕短冊の処分はどうする?



【この記事の関連コラム】
想いのこもった七夕の短冊の処分はどうしたらいい?
あなたは年賀状捨てる?とっておく?運気が上がるのは?
一年の汚れを祓うすす払い
仏壇や神棚をお焚き上げするワケ
パワーストーンの処分方法〜石との相性NGならためらわず手放す〜

【みんなのお焚き上げについて】
みんなのお焚き上げのこだわり
サービス内容
ご利用ステップ
よくあるご質問
お客さまの声

Pagetop